中長期運用の401k
複利運用効果が抜群の401k
税金の優遇分も含めて再投資に回される運用益は、元本とともに後ろになるほど大きくなります。日本版401kは制度の加入から資産の受け取りまで数十年に及びますので、必然的に複利運用の力を借りることになり、資産は大きく育っていきます。
複利運用効果は制度の加入時から年金受取り時まで続きます!
日本版401kで大きく育てた資産は60歳以降に受け取ることになります。年金受け取りにすると運用を継続しながら5年以上20年以下の範囲内で一定期間、資産を分割して受け取ることができます。
401kは60歳に到達したとき以外にも、高度の障害を負ったときの給付金や、加入者本人が死亡したときの一時金が支給されます。
なお401kは、一度制度に加入すると、原則脱退することはできませんが、一定の要件に該当する場合は脱退することができ、脱退一時金が支給されます。
“複利”って何?
401kは年金制度ですので、通常、数十年間、最も長い人は70年(90歳−20歳)以上も、自分の年金のためのお金とかかわりをもちます。その期間中のお金を貯蓄などすると、元本に対して利息などの運用益がつきます。その運用益にさらにまた運用益がつくことを「複利」と言います。最初は小さな複利益も元本や運用益が大きくなるにつれ、非常に大きなものとなります。これを“複利の効果”と呼びます。逆に運用益を次の期間には運用しない方法ことを「単利」といいます。預貯金などで利息を受け取って利息を使ってしまう場合などは、単利の場合と同じ結果となります。
401kは、60歳まで積立金を引き出すことができませんので、必然的に複利の運用となります。「複利」と「単利」では、同じ利回りでも、期間が長ければ長いほど、後から得られる利息などの収益は大きな違いとなります。
同じ運用利回りなら期間が長いほど複利の効果が大きくなる
お金を育てる要素は、「元本の大きさ」、「期間の長さ」、「利回りの大小」の3つです。元本は、個人ごとの差異が生じやすい要素ですが、「期間」と「利回り」については平等に与えられています。
「期間」が長ければ長いほど、複利の効果は加速度を増して大きなものとなります。
下図は、毎月30,000円を年平均利回り6%で運用した場合の、目標までの期間ごとでグラフにしたものです。運用期間が10年の場合は、約494万円となり、40年の場合は、約6,004万円です。期間の長さは4倍の違いですが、運用結果の違いは、約12倍にもなります。長い時間によって、運用益にさらに新しい運用益がつく複利の効果によって差が大きくなることがわかります。
やっぱり少しずつでも早くからが王道
「利回り」は、その期間が短ければ短いほど、目標額の達成のたには、必要な利回りが大きくなり、価格の変動(リスクといいます)も大きくなったり、目標額に到達することが不可能になったりします。
下図は、毎月30,000円を積み立てて3,000万円の目標金額を達成するために必要な利回りを運用期間ごとに表したものです。期間が短くなればなるほど、無理な運用成果を求めてしまうことになりかねません。
401kの拠出限度額を考えよう
また、401kでは、毎月の掛金額に上限が決められています。非課税を利用できる枠も平等に与えられています。つまり、「元本」による個人ごとの差異が無限大という訳ではありません。401kの掛金にかかわる課税負担の優遇を早くから受けることで、個人ごとの差異を小さなものとすることができます。